外国人に英語のプレゼンテーションをする際、自己紹介や本題に入る前に、その場の緊張を取り除いたり、聴衆との距離を縮めることが大切です。そこで今回は、マイクを渡され、聴衆の前に立った時、場の雰囲気が固くならないように、シーンに合わせた簡単な「導入フレーズ」をお伝えします。どうぞお役立てください。
海外との交渉・会議で使える3つの スマート英語フレーズ ・その4
何かのテーマについて全体で深く考える必要があるとき、問題提起を行うときに使えます。
例文を紹介します。
日本語:私たちは、自分たち自身にこの問題を投げかける必要があると思います。私たちがこのプロジェクトを始める時のビジョンは何でしたでしょうか?
英語:I think we need to start asking ourselves this question. What was the vision we had when we started this project?
会議のときなどに、ちょっと立ち止まって問題について皆で考えたいときに使うと効果的です。
これから何かをスタートするとき使うフレーズです。
行動を起こすときのほかに、会話中に新しいトピックについて話し始めるときにも使えます。
例文を見てみましょう。
日本語
A:いい休みが取れたみたいでよかったよ。さあ、君の新規案について話し合おうか。
B:早速はじめよう。
英語
A: I’m glad you had a great holiday. We should start talking about your idea now.
B: Let’s get to it.
日本語
A:一緒に明日のクライアントミーティングのためのリポートを作成してくれ。
B:早速とりかかろう。
英語
A: I need you to come with me and prepare a report for tomorrow’s client meeting.
B: Let’s get to it.
ちょっと気分を変えて、「さあ、これに取り組むか!」という感じのときに使ってみましょう。
前に言ったことと違うことを言う場合の前置き、日本語の「でも」「それにもかかわらず」にあたります。
意味が同じNeverthelessは文語的であるため、会話ではこのフレーズがおすすめです。
例文をみてみましょう。
日本語:今日はミーティングも長かったし、疲れた。でもいつもより仕事がはかどった気がする。
英語:Today was a tiring day, and the meeting was so long. Having said that, I feel that we were more productive than usual.
ビジネスの場での英語は通じるだけではなく、スムーズなコミュニケーションのための潤滑油でもある必要があります。
しかし前述のNeverthelessもそうですが、学校で習った英語は文語的表現が多く、会話で使うと堅い印象を与えてしまうこともあります。
通じる英語からこなれた英語へのステップアップの第一歩に、ぜひこちらでご紹介したスマート英語フレーズをご活用ください。
英語監修:新井美瑠香
This Post Has One Comment
Comments are closed.
[…] 海外との交渉・会議で使える3つのスマート英語フレーズ ・その4 […]