インバウンドブログをリニューアル。題して「北関東のインバウンドを10倍にしよう!」!毎週月曜夕方更新でお届けいたします。今回はなぜこのコロナ禍においてインバウンドブログを再開することにしたのか、社長の宮地アンガスとスタッフ山内が対談しました。
「 インバウンド公共戦略塾 」で学んだ5つのポイント
わたくし宮地、先日の日本滞在中に、
時事通信社のプレミアムセミナー「 インバウンド公共戦略塾 」に参加いたしました。
大変興味深いセミナーで、インバウンドとまちづくりの結びつきの強さをあらためて認識させられました。
そこで、本日のブログではこのセミナーに参加して、私が学んだ5つのことを皆様と共有したいと思います。
1. インバウンド2.0からインバウンド3.0の時代へ
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2. インバウンドは第3の輸出産業!
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3. インバウンド戦略を立てる前に
インバウンドが重要だとわかっても、標識の英語化、wifiの設備など「やったほうがよさそうなこと」が多すぎて、どこから始めたらいいかわからないという悩みをよく聞きます。
中村氏や李氏の講演にそのヒントがありました。
今後10~30年先を考えたインバウンド誘客を検討するなら、ハード面の整備の前に、下のことから始めてみてはいかがでしょうか。
・地域のインバウンドコンテンツになりそうなことを全て洗い出す。
・地域の誇りは?歴史・景観・文化などの面から再確認する。
・自分たちの地域を外国人の目線で歩く。
・地元の食材など他と異なるものに付加価値をつけブランド化する。
・プレミアム戦略として、どのようなサービスが可能か考える。
・日本の農村のいろいろなコンテンツを参考に、地域の観光コンテンツの可能性を考える。
4. 観光は明日の日本を支える産業
関西国際大学の李氏の「日本人の気持ちは急激なインバウンドの伸びについて行っていない」という言葉が印象的でした。
振り返ると訪日観光客が1,000万人を超えたのは、つい2013年のこと。昨年に約2000万人まで倍増したことを考えると仕方ないことかもしれません。
ニュースで報じられているインバウンド客の増加現象は、地方ではまだ「自分たちとは関係ない遠い場所のこと」と考えている感がします。
インバウンドの成功例を実際現場で見たり、メリットを知ったり、自分たちでもできるんだというマインドシフトを図ることが最初の一手かも知れません。
セミナーや勉強会も有効でしょう。
中村氏は、2030年ごろには全ての市町村がインバウンドに取り組み始めることになると主張しています。
もしそうなら、早く取り組んだ方が有利なのは間違いないはずです。
5.まちづくりがインバウンドに繋がる
最近「まちづくり」という言葉をよく聞きますが、金野氏と古田氏の講演では、インバウンドを考慮したまちづくりの重要性を痛感しました。
金野氏は町全体を一つのホテル、一つの歴史地区に見立て、NIPPONIAやノオトでまちづくりを行っています。
限界集落に賑わいと取り戻すために、「日本人の暮らしの展示・体験」をテーマに1泊3万円の宿泊施設を運営しているという興味深い実績の紹介がありました。
また古田氏によると、ここ数年で1/7の商店街が全国から消滅しており、この先「まちが生き残っていくためのセオリー」がインバウンドにつながるのではないかということでした。
また町の再生方法として、ハコモノを作るのではなく、まずは小さな規模でテストマーケティングをし、うまくいけばそれを大きくしながら最終の段階でハコを作るという石垣島の例を紹介されていました。
まとめ
今回「公共戦略としてのインバウンド」という観点で、まちづくりやインバウンドの専門家の方々の話を聞き、大変刺激を受けました。自治体の取り組みなども勉強になりました。
また講演中何度も「インバウンド抜きにした町の再生・地方創生は難しい」というコメントを耳にしました。
前述の繰り返しになりますが、インバウンド産業は輸出産業として考えると一番伸びている産業である上、今後も1,2位を争うまでに成長すると予測されていることは忘れてはいけないポイントです。
文中のリンクは大変興味深いので、ぜひお読みください。
“訪日観光客のニーズは、モノだけではなく、モノ+コトの消費(中村氏)”
日本旅行を通して何を体験をし、どの様な感情を持ってもらうか、この辺りを数十年後も残るまちづくりに活用する大切さを感じております。
私の主観も少し混ざっているかと思いますが、ぜひともご自身の地域のインバウンド誘客にお役立て頂けたら幸いです。
ブログ作成者:宮地アンガス
ジャパン・ワールド・リンク代表。栃木県の田舎町育ち。現在英国・ロンドンを拠点として「海外と日本を繋ぐ!」をモットーに、日本・北関東のインバウンド及び海外進出を支援中。
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