
北関東にヒント!?気になる「インバウンド観光」ニュース (2018年7月号)
日本の夏といえば、花火!
日本全国で多くの花火のイベントが開催されておりますが、北関東も素敵な花火スポットです。
北関東の花火も外国人観光客にぜひPRしたいインバウンド観光コンテンツだと思います。
さて、今月も栃木県、群馬県、茨城県、埼玉県の外国人宿泊客数や、世界や国内の「インバウンド観光ニュース」をまとめました。ぜひお役立てください。
(宮地アンガス)
北関東圏のインバウンド最新データ
観光庁の最新データを分析しましたところ、4月の外国人宿泊数は群馬県、栃木県、埼玉県、茨城県の順番でした。
前年比では、4県の中では「茨城県」が一番伸び率が大きく、13.37%と伸びを見せました。また、「栃木県」が前年比1.91%の微増でしたが、「群馬県」が前年比-6.79%、「埼玉県」は前年比-6.20%と低迷しました。
4県全体では前年比-1.25%と低迷し、全国の地方部の平均14.20%を大きく下回ったのが残念です。また、先月に引き続き、「埼玉県」の外国人宿泊者数が3ヶ月連続で前年比を割っているのが気になります。
北関東圏の最新インバウンド数(2018年4月分)
(観光庁 宿泊旅行統計調査より)
単月の全国順位 | 県名 | 延べ宿泊者数 | 前年比 |
29位 | 群馬県 | 39,800泊人 | 6.79%減 |
32位 | 栃木県 | 31,510泊人 | 1.91%増 |
36位 | 埼玉県 | 25,700泊人 | 6.20%減 |
38位 | 茨城県 | 21,280泊人 | 13.37%増 |
地域 | 延べ宿泊者数 | 前年比 | |
北関東圏4県 | 118,290泊人 | 1.25%減 | |
全国の地方部合計 | 3,334,920泊人 | 14.20%増 | |
全国 | 8,295,570泊人 | 5.51%増 |
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全国のインバウンド数
日本政府観光局(JNTO)によりますと、
2018年6月の全国の「訪日外客数」は前年同月比15.3%増の270万5千人で、2017年6月の234万6千人を 35万人以上上回り、6月として過去最高を記録しました。
航空路線の新規就航や増便、チャーター便の就航による航空座席供給量の増加に加え、 継続的に展開している訪日旅行プロモーションなどが訪日客の増加に繋がったと考えられます。
一方、観光庁によると、4月の全国の「外国人延べ宿泊者数」は、5.5%増の微増でしたが、地方部は14.2%と元気でした。(前述しましたように、北関東は、1.25%減で前年を割ってしまいました。)
訪日外客数 (2018年6月)
2017年6月
234万6千人
前年同月比 +15.3%
(JNTO 訪日外客統計)
2018年6月 (推定値)
270万5千人
外国人延べ宿泊者数(2018年4月現在)
2017年4月
786万3千人
前年同月比 +5.5%
(観光庁 宿泊旅行統計調査)
2018年4月 (速報値)
829万6千人
まとめ
先月の「インバウンド観光ニュース」で紹介しましたように、2018年3月の北関東の外国人延べ宿泊者数は、他の地方と同じ程度の伸び率でしたので、ホッとしていました。しかし、今月公表された2018年4月のデータでは、「前年度比マイナス1.25%」という結果となり、全国の地方部平均のプラス14.2%と比べて大きく下回ってしまいました。
次号のブログでは、北関東圏のインバウンド提言「その2」として、外国人観光客の二次交通の課題解消にレンタカーが使えるのではないかという提言をお送りする予定です。レンタカーの活用を充実させ、北関東での外国人延べ宿泊者数と消費額を増やしたいものです。お楽しみに。
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ブログ作成者:宮地アンガス
ジャパン・ワールド・リンク株式会社 代表。栃木県の田舎町育ち。現在北関東圏を拠点として「世界から北関東へ。北関東から世界へ。」をモットーに、日本・北関東のインバウンド及び海外進出を支援中。
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