第2回目の「2019年北関東インバウンドアワード」が埼玉県さいたま市開催されました。
各部門の「北関東グランプリ」の他、「金賞」「銀賞」を発表しております。
当アワードは、宿泊施設、観光アトラクション施設、観光地の英語WEBサイトや観光動画を海外の旅行ブロガー・旅行専門家が、3つの審査基準に従って厳正に審査。
気になる結果については、こちらからご覧ください。
北関東にヒント!?気になる「インバウンド観光」ニュース (2018年5月号)
今月も「インバウンドニュース」をまとめました。
群馬県、栃木県、茨城県、埼玉県の外国人宿泊客数や、各地のニュースから役に立つヒントをぜひ見つけてみてください。
上の画像は、外国人にも人気の埼玉県秩父地方の長瀞ライン下りです。
(宮地アンガス)
北関東圏のインバウンド最新データ
観光庁の最新データを分析しましたところ、2018年の2月の外国人宿泊数は、(1)群馬県、(2)栃木県、(3)埼玉県、(4)茨城県の順番でした。
前年比では、4県の中では栃木県が伸び率一番大きく前年比36.48%と大きな伸びを見せました。 また、茨城県が前年比8.62%、群馬県が7.36%と伸びを見せましたが、埼玉県が前年比-20.31%と低迷したため、4県全体では7.66%の増加にとどまりました。
前月マイナス伸びだった栃木県と群馬県がそれぞれプラスに転じ、1月に大きく伸びた埼玉県がマイナスに転じました。
また、全国や地方部の訪日宿泊客数が前年比20%以上の伸びであったのに対し、栃木県以外は-20%〜9%と半分以下の伸びでした。
北関東圏の最新インバウンド数(2018年2月分)
(観光庁 宿泊旅行統計調査より)
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全国のインバウンド数
日本政府観光局(JNTO)によりますと、
2018年4月の総計訪日外客数は前年比12.5%増の290万1千人で、2017年4月の257 万 9 千人を 30 万人以上上回り、単月として過去最高を記録しました。
航空路線の新規就航や増便、チャーター便の運航による航空座席供給量の増加が訪日外客数の増加につながったと考えられます。
JNTO 訪日外客統計より
訪日外客数 (2018年4月現在)
2017年4月
257万9千人
前年同月比 +12.5%
(JNTO 訪日外客統計)
2018年4月 (推定値)
290万1千人
外国人延べ宿泊者数(2018年2月現在)
2017年2月
576万5千人
前年同月比 +20.7%
(観光庁 宿泊旅行統計調査)
2018年2月 (速報値)
695万7千人
まとめ
2018年2月の観光データを見ますと、全国平均では前年比20%を超える伸びを示しました。また地方部(東京、神奈川、千葉、埼玉、愛知、大阪、京都、兵庫の三大都市圏を除く道県)では、24%とさらに高い伸びでした。それと比較しますと、北関東圏の8%は、全国の地方と比べて1/3のスピードしか伸びていないことがわかります。
日本の二大国際空港からもアクセスが良く、東京にないコンテンツが存在する北関東圏の外国人観光客の宿泊日数を全国平均以上に増やさないと、観光地としてのプレゼンスが弱くなり、今後宿泊客を増やすことがますます難しくなるのではないかと不安に感じている人も多くいらしゃるのではないでしょうか。
さて、今号のブログ記事に、つくばエクスプレスを使って茨城空港と東京を結ぼうという記事(茨城県のインバウンドニュースのセクション)がございました。
茨城空港の利便性を高め、空港の利用者を増やすことが目的だと思いますし、そのことによって経済効果も計算されているでしょう。
しかし、北関東圏4県で唯一空港があるにもかかわらず、外国人宿泊客数が伸び悩んでいるという状況からは、空港を利用している外国人が到着後、すぐに県外に流れていると考えられます。利便性を高め茨城空港の利用者を増やしても、茨城空港を利用する観光客の県内宿泊率を増やさないと、「ただの通過点」になってしまい、地元がその恩恵を受けない可能性が高いのではないかと感じます。
空港から東京を結ぶのであれば、宿泊せずに東京へ流れてしまう観光客を増やさないために、空港周辺の県内や北関東圏の魅力を伝えることに、これまでの何倍も力を注力しないと行けない覚悟も必要でしょう。
まずは空港を便利にし、交流人口をどんどん増やそうという意見もあると思いますし、私以上に慎重なお考えの方もいらっしゃるかと思います。ぜひこちらから皆様の意見もお聞かせください。
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ブログ作成者:宮地アンガス
ジャパン・ワールド・リンク株式会社 代表。栃木県の田舎町育ち。現在北関東圏を拠点として「世界から北関東へ。北関東から世界へ。」をモットーに、日本・北関東のインバウンド及び海外進出を支援中。
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