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ベジタリアン(菜食主義者)

ベジタリアン(菜食主義者)とは健康、道徳、宗教等の理由から、畜肉、家禽、魚肉などの動物性食品を摂らず、穀物や豆類、野菜などの植物性の食生活を行うことを指します。その歴史は東洋では宗教的教義からヒンドゥー教の一部では2000年間以上にもなり、アジアにおいてインドでは菜食主義が普通に受け入れられています。またヨーロッパでは1847年にイギリスで菜食主義協会が発足されたのを期に、欧米諸国で宗教的教義や生命の尊厳に基づいたライフスタイル運動として、菜食主義が広がっていきました。

近年、世界的な環境や動物保護、健康増進、食料のテーマにした菜食主義者も増えつつあり、インバウンドにおいても多様化する菜食主義者にたいして対策をとる必要があります。日本では広く菜食主義が理解されておらず、「肉を食べない人」という認識でしかない場合も珍しくありません。また日本食特有の調理法により、ただ単に肉を抜いたとしても出汁や調味料として魚などが使われていることも多く、ベジタリアン向けの食事を提供する場合は、ベジタリズムをしっかり理解することが必須です。

訪日観光客の多くは食に興味と持っており、一回一回の外食への期待は大きく、食の制限がある菜食主義者において、レストランを探す際には多くが口コミサイトや知人などからの紹介を参考にしています。世界的に人気の口コミサイト「トリップアドバイザー」の口コミや評価が、ベジタリアン向けのサービスを提供するレストランでは誘客として、ベジタリアンの訪日外国人からはレストラン探しに重宝されています。

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