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オーバーツーリズム(Overtourism)

オーバーツーリズム(Overtourism)とは日本語一言で表現することは難しいですが、観光地が耐えられる以上の観光客が押し寄せる状態(過剰な混雑)のことを指します。

まだ聞き慣れない言葉ですが、英国ロンドンのWTM London 2017ではオーバーツーリズムについての対策が発表されたり、日本でもツーリズムEXPO2017でパネルディスカッションの議題として議論されている問題です。

既に海外の観光業界ではオーバーツーリズムが問題となっており、その多くは対応策が不足していたため、観光客の絶対数が増えたにも関わらず、インフラにかかる負担などがまかないきれず、経済的に損になってしまったという事例があります。

例えば、クルーズ船の寄港する人気ルートのひとつであるヴェネチアは、停船すると膨大な観光客が一度に降りるため、ヴェネチア市内でトイレ不足したり、下水道のシステムがパンク状態になるそうです。下水道のインフラを整備やトイレを増設のためにはお金がかかります。観光客一人当たりから得ている利益を考えると、その金額は決して安くはありません。

また日本でも「観光消費1兆円の京都市、大混雑でブランド棄損の危機に」に紹介されているように、京都の一部地域など観光客が増えすぎたことにより、町内のインフラへの負担、渋滞悪化、ゴミの増加、景観の損失などの弊害が出てきている場所もあります。

観光客が大幅に増加すると、観光地に居住する地域の人々に負担と悪影響を与え、生活や地域環境を破壊している可能性あるため、観光客が増えたときの対処が出来るような長期戦略を考えておくことが大切です。オーバーツーリズムが起こる前から、既に起きている世界の事例や取り組みから学びことで、持続可能で責任あるツーリズムを促進させることができるのです。

北関東圏や地方の観光地でオーバーツーリズムの課題は直近の心配事ではないかもしれませんが、弊社のブログ「インバウンド観光客が少なくても、今のうちに知っておきたい「オーバーツーリズム」とは?」でも問題と対策を紹介していますので、観光客が増えてきた場合の対策にヒントとして、ぜひ参考にしてみてください。

インバウンド観光用語「オーバーツーリズム」とは? インバウンド観光客が増えすぎたときの課題
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