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酒蔵ツーリズム(酒蔵ツアー)

酒蔵ツーリズム(酒蔵ツアー)とは酒蔵見学や酒蔵めぐり、日本酒をテーマにしたイベント、訪日外国人向けツアーの企画実施などにより、日本酒ブランドの価値向上と地方の郷土料理や文化などに親しむ旅行形態を指します。「酒蔵ツーリズム」という言葉と取り組みは、佐賀県鹿島市による「鹿島酒蔵ツーリズム」が先鞭をつけとなり、全国に広がりました。日本酒は飲食としてだけではなく、その歴史や文化は古く、その地域に深く密着しており、観光と日本酒を結びつけて体験することで相乗効果が生まれています。

2013年3月に政府の緊急経済対策の地域活性化策の一つとして、より広く酒造り・酒蔵巡りの取り組みを認識してもらおうと、地域が一体となった観光と酒を結びつけた酒蔵ツーリズム推進協議会が発足されました。同年10月には国・空港会社・酒造業界が一丸となり「日本の酒キャンペーン」を開始し、12月にはユネスコ無形文化遺産として「和食」が登録され、いま日本食文化と伝統が見直され、日本酒の認知度は世界で高まっています。

インバウンド対策のニューツーリズムの振興において、欠かせない体験型・交流の要素を含んだ旅行形態となっています。北関東でも各地域の特性を生かし、活用するべく、栃木県酒蔵酔って見っけ協議会、利根沼田酒造ツーリズム埼玉の酒めぐり推進協議会が発足されています。

また2017年10月1日にインバウンド向けに酒税を免税する制度「訪日外国人旅行者向け酒税の免税制度」が開始され、訪日外国人旅行者の日本酒の購買や輸出、地方への誘致促進など酒蔵ツーリズムの振興がより一層期待されています。

※「酒蔵ツーリズム」は佐賀県鹿島市の登録商標です。

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